宮島(厳島)の喫煙所ガイド 2026(島内・宮島口・フェリー周辺の喫煙ルール)
目次
はじめに:本記事の前提と免責
本記事は、一般社団法人宮島観光協会の公式サイト、廿日市市公式サイト(https://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/)、および鉄道各社の公式案内を一次情報源として、2026 年 7 月時点の内容を整理した第三者による解説です。喫煙所の設置状況・位置・運用時間は予告なく変更されることがあります。また本記事は特定の場所での喫煙を推奨するものではありません。実際にご利用の際は必ず各公式の最新案内をご確認のうえ、指定された場所でマナーを守ってご利用ください。公式一次情報が確認できなかった場所については、位置を断定せずその旨を明記しています。
宮島島内の喫煙所と、表参道商店街・厳島神社周辺の考え方
一般社団法人宮島観光協会が公式サイトで公開している案内によると、宮島島内の喫煙所は 1 か所のみです。場所はフェリーを降りた「宮島桟橋ひろば」の付近で、桟橋から徒歩 1〜2 分の距離にあります。同協会の案内では、この喫煙所には大きな灰皿が複数設置されており、携帯灰皿を持っていなくても吸い殻を捨てられるとされています。また桟橋の入口付近にはコンビニエンスストアがあり、たばこやライターを購入できるとされています。なお同協会の記事は 2023 年 11 月 6 日公開・2025 年 4 月 5 日更新と表示されています。
- 宮島島内の喫煙所は宮島桟橋ひろば付近の 1 か所(宮島観光協会公式)
- フェリーを降りてから徒歩 1〜2 分の距離
- 大きな灰皿が複数設置されている
- 桟橋の入口付近にコンビニエンスストアがある
- 設置状況は変更されうるため利用前に公式で確認
一方で、表参道商店街・厳島神社の周辺・弥山の登山道といった島内の他のエリアについては、公式の一次情報で屋外喫煙所の存在を確認できませんでした。本記事では確認できない喫煙所の位置を断定しません。厳島神社の境内での喫煙の可否についても、本記事では断定せず、神社が公式に定める参拝上の決まりに従っていただくようお願いします。島内で喫煙したい場合は、まず桟橋付近の喫煙所を利用するのが確実です。飲食店や宿泊施設の屋内については、後述の改正健康増進法により原則屋内禁煙となります。
宮島口側(JR 宮島口駅・広電宮島口駅・フェリーターミナル)の喫煙環境
宮島へ渡る本州側の玄関口が宮島口です。JR 西日本 山陽本線の宮島口駅、広島電鉄宮島線の広電宮島口駅、そして宮島口旅客ターミナルが集まっており、ここからフェリーで宮島へ渡ります。多くの旅行者が「フェリーに乗る前に一服したい」と考えるエリアですが、駅構内では喫煙できないものとお考えください。
JR 西日本は公式サイトの「受動喫煙防止の取り組み」で、喫煙ルームを設置している在来線特急停車駅として京都駅・岡山駅を挙げており、宮島口駅は含まれていません。あわせて、電気加熱式タバコ・電子タバコおよびその類似品についても、禁煙エリアでの使用は遠慮するよう案内しています。加熱式だから駅で使ってよい、ということにはなりません。
宮島口の駅前・フェリーターミナル周辺の屋外喫煙所については、公式の一次情報が確認できませんでした。本記事では位置を断定しません。喫煙所の有無・場所・利用時間は、宮島口旅客ターミナルの館内案内表示や各施設の公式案内でご確認ください。確認できない場合は、屋外での喫煙は控え、フェリーで島へ渡ってから桟橋付近の喫煙所を利用する方が確実です。
なお廿日市市は 2023 年 10 月 1 日から「宮島訪問税」の徴収を開始しています。市の発表によると、船舶で宮島を訪問(入域)する人が対象で、1 回の訪問につき 1 人 100 円、または 1 年分 1 人 500 円のいずれかを納付します。宮島町の住民、宮島町の事務所・事業所へ月 48 時間以上通勤する人、宮島町の学校へ月 48 時間以上通学する人、未就学児、修学旅行など学校教育の一環として参加する学生(大学生を除く)と引率者、療育手帳等の交付を受けている障害者などは対象外とされています。徴収は券売機・窓口での購入、自動改札機での交通系 IC カードからの引き落とし、旅行会社等の事前購入引換券などで行われます。最新の取り扱いは廿日市市公式でご確認ください。
廿日市市のルールと改正健康増進法(屋内は原則禁煙)
宮島は広島県廿日市市に属します。廿日市市の喫煙関連の条例としては「廿日市市公共施設における禁煙等推進条例」があり、2019 年(平成 31 年)4 月 1 日から施行されています。この条例は、市が設置した公共施設(地方自治法第 238 条第 4 項に規定する市の行政財産)において禁煙環境を整備することにより、全市域にわたって受動喫煙の防止を図る機運を醸成し、市民の生命と健康を守ることを目的としたものです。条文に罰則の規定はなく、路上喫煙そのものを禁止する規定も含まれていません。火葬場、スパ羅漢、岩倉ファームパーク、宮島包ケ浦自然公園、みやじま杜の宿、市営住宅などは適用除外とされています。
本記事の調査時点では、廿日市市が路上喫煙に過料を科す条例は確認できませんでした。ただし「過料の条例が確認できない」ことは「どこで喫煙してもよい」ことを意味しません。宮島は世界遺産と国立公園を抱える観光地であり、後述のとおり火気・シカ・ゴミの問題があります。喫煙は必ず指定された喫煙所でお願いします。
屋内については、2020 年 4 月 1 日に全面施行された改正健康増進法により原則禁煙です。飲食店・宿泊施設・商業施設などの屋内で喫煙できるのは、法令の基準を満たす喫煙室等が設けられている場合に限られます。学校・病院・行政機関等は 2019 年 7 月から原則敷地内禁煙となっています。宮島の飲食店・旅館で喫煙したい場合は、各店舗・各施設の掲示(喫煙可否の標識)を必ず確認してください。
- 廿日市市公共施設における禁煙等推進条例:2019 年 4 月 1 日施行・罰則規定なし・路上喫煙の規定なし
- 対象は市が設置した公共施設(一部施設は適用除外)
- 路上喫煙に過料を科す市の条例は本記事の調査時点で確認できず
- 改正健康増進法:2020 年 4 月 1 日全面施行・屋内は原則禁煙
- 学校・病院・行政機関等は 2019 年 7 月から原則敷地内禁煙
世界遺産・瀬戸内海国立公園としての宮島と火の扱い
宮島(厳島)は 1996 年に厳島神社が世界遺産に登録された地域で、島の大部分は瀬戸内海国立公園の区域に含まれます。厳島神社の背後にある弥山原始林は 1929 年に国の天然記念物に指定され、1957 年には国立公園の特別保護地区となりました。国立公園の特別保護地区では自然公園法に基づいて行為が制限され、火を使う行為には規制がかかります。
喫煙は火を扱う行為です。木造の社殿、表参道商店街の木造家屋、乾燥した山林が近接する宮島では、歩きたばこや指定場所以外での喫煙は火災リスクに直結します。吸い殻の投げ捨ては論外で、必ず灰皿または携帯灰皿を使ってください。登山・散策の際に火を扱う行為の可否については、環境省・広島県・廿日市市の公式案内に従ってください。
鹿がいる観光地でのマナー:吸い殻のポイ捨てが招く誤飲リスク
宮島には野生のシカが生息しています。廿日市市は「宮島地域シカ保護管理計画(第 2 期改定)」に基づき、人とシカが一定の距離をおきながら新たな共存関係を構築することを目指し、シカを野生動物として適切に管理する方針をとっています。市の公式案内では、給餌などの人為的関与が市街地へのシカの定着と生息密度の著しい増加を招き、住民の生活環境被害や観光客への危害を生じさせていること、そしてシカ自身も誤って食べた異物が胃に蓄積して栄養障害などの健康被害を受けていることが指摘されています。
これは喫煙者にとって他人事ではありません。地面に落ちた吸い殻は、シカにとって「食べ物とゴミの区別がつかない異物」です。吸い殻を路上に捨てる行為は、景観を損ねるだけでなく野生動物の健康被害に直結します。同じくシカが生息する奈良公園でも同様の配慮が求められており、考え方は共通です。喫煙所の灰皿か携帯灰皿を必ず使い、地面に落とさないことを徹底してください。
- 吸い殻は必ず喫煙所の灰皿か携帯灰皿へ。地面に落とさない
- シカに餌を与えない(廿日市市・広島県の方針)
- 食べ歩きの包装紙・串などのゴミも放置しない
- 荷物やポケットのたばこ・紙製品をシカに引っ張られないよう注意する
- 喫煙所でも吸い殻や空箱を灰皿の外に置いたままにしない
加熱式タバコ・電子タバコの扱いと 20 歳未満の喫煙禁止
改正健康増進法では、加熱式たばこも規制の対象です。加熱式たばこ専用喫煙室は経過措置として施設の一部に設けることが認められていますが、そこでは紙巻きたばこを吸うことはできません。鉄道については、JR 西日本が電気加熱式タバコ・電子タバコおよびその類似品も禁煙エリアでの使用を遠慮するよう案内しています。宮島島内・宮島口ともに、加熱式・電子タバコも紙巻きたばこと同じく指定の喫煙場所で使うのが基本と考えてください。
また、20 歳未満の喫煙は法律で禁止されています。改正健康増進法では、受動喫煙による健康影響が大きい 20 歳未満の人は、喫煙を目的としない場合であっても喫煙可能な場所へ立ち入ることができません。家族連れで宮島を訪れる場合は、この点にもご注意ください。
モットスイタイで近隣の喫煙所を探す
宮島・宮島口周辺や広島県内で喫煙所を探したい場合は、モットスイタイのマップ から現在地周辺の喫煙所を一覧できます。宮島観光とあわせて訪れることの多い広島市中心部については 広島駅の喫煙所ガイド を、同じく野生のシカがいる観光地でのマナーについては 奈良公園の喫煙所ガイド もあわせてご覧ください。
おわりに:利用前に必ず公式情報を確認
本記事は 2026 年 7 月時点で公開されている一般社団法人宮島観光協会・廿日市市・鉄道各社の公式案内を一次情報源として整理した第三者ガイドです。喫煙所の位置・個数・運用時間は変更される可能性があり、公式一次情報が確認できなかった場所については位置を断定していません。実際にご利用の際は、必ず宮島観光協会の公式サイト、廿日市市公式サイト(https://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/)、および各施設・各鉄道事業者の公式案内で最新情報をご確認ください。指定された場所で、マナーを守ってご利用をお願いします。
宮島でマナーを守って喫煙場所を見つける 4 ステップ
世界遺産・瀬戸内海国立公園であり野生のシカも生息する宮島で、指定された喫煙所を使いながら火気とゴミに配慮する手順。
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ステップ 1
島に渡る前に喫煙場所を把握する
宮島観光協会の公式案内によると島内の喫煙所は宮島桟橋ひろば付近の 1 か所です。宮島口の駅構内は禁煙とお考えください。事前に場所を確認しておきます。
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ステップ 2
桟橋付近の喫煙所を利用する
フェリーを降りて徒歩 1〜2 分の宮島桟橋ひろば付近の喫煙所を利用します。表参道商店街や厳島神社周辺の屋外喫煙所は公式一次情報で確認できていません。
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ステップ 3
屋内は原則禁煙、標識を確認する
2020 年 4 月全面施行の改正健康増進法により屋内は原則禁煙です。飲食店・旅館では喫煙可否の標識を必ず確認し、加熱式たばこも指定の場所で使用します。
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ステップ 4
吸い殻は必ず灰皿か携帯灰皿へ
木造建築と山林が近い宮島では火災リスクが高く、地面の吸い殻は野生のシカの誤飲につながります。吸い殻は必ず灰皿か携帯灰皿に入れ、持ち帰りを徹底してください。
よくある質問
Q.宮島に喫煙所はいくつありますか?
A.一般社団法人宮島観光協会の公式案内によると、宮島島内の喫煙所は宮島桟橋ひろば付近の 1 か所のみです。フェリーを降りて徒歩 1〜2 分の距離にあり、大きな灰皿が複数設置されているとされています。設置状況は変更されうるため、利用前に宮島観光協会の公式案内でご確認ください。
Q.厳島神社の境内でタバコは吸えますか?
A.本記事では厳島神社の境内における喫煙の可否を断定しません。神社が公式に定める参拝上の決まりに従ってください。なお、宮島観光協会の公式案内で島内の喫煙所として示されているのは宮島桟橋ひろば付近の 1 か所のみで、厳島神社周辺の屋外喫煙所は公式の一次情報で確認できませんでした。
Q.宮島口に喫煙所はありますか?
A.宮島口の駅前・フェリーターミナル周辺の屋外喫煙所については、公式の一次情報が確認できなかったため、本記事では位置を断定しません。JR 西日本は喫煙ルームのある在来線特急停車駅として京都駅・岡山駅を挙げており、宮島口駅は含まれていません。喫煙所の有無は宮島口旅客ターミナルの館内案内表示や各施設の公式案内でご確認ください。
Q.廿日市市に路上喫煙の過料はありますか?
A.本記事の調査時点では、廿日市市が路上喫煙に過料を科す条例は確認できませんでした。市の条例としては「廿日市市公共施設における禁煙等推進条例」(2019 年 4 月 1 日施行)があり、市が設置した公共施設の禁煙環境整備を対象とするもので、罰則規定はありません。ただし宮島は世界遺産・国立公園の区域で火災リスクも高いため、喫煙は必ず指定の喫煙所でお願いします。
Q.宮島で吸い殻を地面に落とすと何が問題になりますか?
A.宮島には野生のシカが生息しています。廿日市市の公式案内では、シカが誤って食べた異物が胃に蓄積し栄養障害などの健康被害が生じていることが指摘されています。地面の吸い殻はシカにとって食べ物と区別のつかない異物です。景観の問題にとどまらず野生動物の健康被害に直結するため、吸い殻は必ず喫煙所の灰皿か携帯灰皿へ入れてください。
