職場の飲み会で吸いたいときのマナーは?【2026】店選び・一声・喫煙所の使い方
目次
はじめに:本記事の前提と免責
本記事は、厚生労働省「なくそう!望まない受動喫煙。」(https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/)を一次情報源として、2026 年 7 月時点の制度と、職場の飲み会・会食で話題になりやすい配慮のポイントを第三者の立場で整理したものです。健康への影響について医学的な主張を行うものではなく、喫煙や飲酒を推奨するものでもありません。個別の店舗の喫煙可否・区分は届出状況や店舗の方針により変わるため、実際の利用時は必ず店頭の標識と店舗公式の案内でご確認ください。
大前提:飲食店の屋内は原則禁煙、例外は 4 類型
改正健康増進法により、居酒屋・レストラン・バーを含む飲食店(第二種施設)の屋内は原則禁煙です。それでも喫煙できる店が残っているのは、次の 4 類型があるためです。詳しい経緯と見分け方は 喫煙できる居酒屋・バーの探し方 に整理しています。
- 喫煙可能室(喫煙可能店): 紙巻きも飲食も可。2020 年 4 月時点で営業していた既存の小規模店(個人経営または資本金 5,000 万円以下・客席 100 m2 以下)に認められた経過措置
- 喫煙目的室(喫煙目的店): シガーバー・スナック等。たばこの対面販売があり、米飯類・麺類など主食を提供しないことが要件
- 喫煙専用室: 紙巻き・加熱式とも喫煙できるが、室内での飲食は不可。ドリンクを席に置いて喫煙室へ行く形
- 加熱式たばこ専用喫煙室: 加熱式のみ・飲食可の経過措置。チェーン店で見かける形態
どの類型でも、喫煙できるエリアには客・従業員を問わず 20 歳未満は立ち入れず、法律で指定された標識の掲示が義務づけられています。店頭に標識がなければ屋内禁煙です(出典: 厚生労働省 https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/)。
幹事の立場で決まる部分が大きい
職場の飲み会では、参加者の顔ぶれが最初から分かっているのが普通です。だからこそ、店を決める段階で喫煙の扱いを織り込んでおくと、当日の調整がほとんど不要になります。逆に、店に着いてから「喫煙できるかどうか」を確かめる流れになると、誰かが我慢する構図になりやすくなります。
- 参加者に 20 歳未満がいる場合、全席喫煙可の店は入店そのものができないため候補から外す
- 喫煙しない参加者が多い場合は、屋内禁煙の店を選び、外の喫煙所の位置を先に調べておく
- 喫煙する参加者が多い場合でも、喫煙しない人の席が煙の流れの近くにならないよう配慮する
- 「喫煙専用室あり」の店は飲食が室内でできないため、席を長く外すことになる点を見込んでおく
- 加熱式のみ可の店では紙巻きは吸えないため、参加者の吸い方によっては事前共有が要る
予約前に確認しておきたいこと
予約時に確認しておくと当日が楽になるのは、①店の喫煙区分(全席喫煙可・分煙・全席禁煙)②喫煙室がある場合はその位置と収容人数 ③屋内禁煙の場合、近くに指定喫煙所があるか、の 3 点です。喫煙できる飲食店を地域から探したい場合は モットスイタイの喫煙可飲食店検索 が使えます。会場周辺の指定喫煙所は 喫煙所マップ で事前に確認しておくと、当日どこへ行けばよいか迷いません。
店舗の掲載情報と実際の運用が異なることもあるため、人数の多い会や接待の場合は、予約の電話やメールで直接確認しておくのが確実です。
当日の一声のかけ方
喫煙可の店であっても、同席者に喫煙しない人がいる場合は一声かけるのが無難です。「吸ってもいいですか」と確認する形にすると、相手が断りにくいこともあるため、「少し席を外して吸ってきますね」と、自分が移動する前提で伝えるほうが角が立ちにくいという考え方があります。
- 同じテーブルで吸う場合は、風上・風下の位置関係と灰皿の置き場所に気を配る
- 料理が運ばれてきた直後や、乾杯・挨拶の最中は避ける
- 目上の人が話している最中に席を立たない
- 複数人で抜けると場が途切れるため、時間をずらすか、短く済ませる
- 戻ったら「すみません、席を外していました」と一言添えると場に戻りやすい
席を外すタイミングの目安
飲み会には自然な区切りがあります。料理のコースが一段落したとき、二次会に移る前、締めの挨拶が終わった後などです。逆に、注文直後・乾杯直後・挨拶やスピーチの最中は避けたいタイミングです。また、支払いの直前に席を外すと会計を任せる形になりやすいため、精算のタイミングは意識しておくと安心です。
外で吸う場合:指定喫煙所と地域のルール
屋内禁煙の店の場合、外に出て吸うことになります。このとき注意したいのが、自治体によって路上喫煙が制限されている区域がある点です。区域の範囲や取り扱いは自治体ごとに異なるため、会場のある自治体の公式情報をご確認ください。店の出入口の真横、隣の店の前、住宅のそばは苦情の原因になりやすいため、モットスイタイの喫煙所マップ で最寄りの指定喫煙所を確認し、そこまで移動するのが確実です。夜間は利用できない喫煙所もあるため、時間帯の記載も見ておくと空振りを避けられます。
- 店の前で立ち止まって吸わない(店の営業や近隣に影響しやすいため)
- 吸い殻は必ず灰皿へ。指定喫煙所に灰皿がない場合に備えて携帯灰皿を持つ
- 飲み物を持ったまま喫煙所に行かない(多くの喫煙所は飲食を想定していません)
- 帰り道での歩きたばこはしない。荷物を持っている人や後ろを歩く人に近い距離になります
接待・取引先との会食での立ち回り
取引先との会食では、相手の考え方が分からないため、社内の飲み会以上に慎重に構えるのが無難です。店を選ぶ側であれば、まず屋内禁煙の店を基本線とし、喫煙する人がいることが分かっている場合に限って、喫煙室のある店や喫煙可の店を検討するという順序が安全です。
- 相手が喫煙するかどうかが分からない段階で、喫煙可の店を指定しない
- 相手が席を外して喫煙する場合、無理に同行しない。同席者を残さない配慮も必要です
- 自分が吸う場合は、商談や本題が終わった後の区切りに合わせる
- 相手に喫煙を勧める言い方はしない。すすめる形は相手の立場によっては断りづらくなります
- 会食後の移動や車内では、相手の意向を確認せずに喫煙しない
20 歳未満の参加者がいる場合
内定者との懇親会や、若手を含む会では、20 歳未満の参加者がいることがあります。喫煙できるエリア(喫煙可能室・喫煙目的室・喫煙専用室・加熱式専用室)には、喫煙しない場合でも 20 歳未満は立ち入れません。全席喫煙可の店では入店そのものができないため、店選びの段階で外す必要があります。参加者の年齢が確認できていない場合は、屋内禁煙の店を選ぶのが確実です。
二次会・帰り道で気をつけること
二次会の店を決めるときも、一次会と同じ確認が必要です。時間が遅くなるほど、指定喫煙所が閉まっていることや、周辺の住宅への配慮が必要になる場面が増えます。また、駅までの移動中の歩きたばこは、人通りが少なくても避けるのが無難です。解散後は各自が別方向に移動するため、最後に喫煙する場所を決めておくと、全員が同じ場所で吸って解散という流れを作りやすくなります。
喫煙しない人からの伝え方
飲み会の場では、その場の空気から言い出しにくいことがあります。幹事に事前に伝えておく、予約前の候補選びの段階で希望を出す、といった形にしておくと、当日その場で切り出す必要がなくなります。当日であれば、「席を替わってもらえますか」「換気のよい席がありがたいです」など、行動として伝えるほうが受け止められやすいという考え方があります。
おわりに:店選びで 8 割、当日は一声で
職場の飲み会での喫煙は、当日その場で調整しようとすると誰かが我慢する形になりがちです。参加者の顔ぶれが分かっている以上、店選びの段階で類型を確認しておくのが最も効率のよい配慮になります。喫煙できる店の見分け方は 喫煙できる居酒屋・バーの探し方、カフェ・喫茶店については 喫煙できるカフェの探し方、日常的なマナーの基本は 喫煙マナーの基本 をご覧ください。
職場の飲み会で喫煙のトラブルを避ける 5 ステップ
幹事の店選びから当日の立ち回り、二次会・帰り道までを順に整理した手順。
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ステップ 1
参加者の顔ぶれを確認する
20 歳未満の参加者がいるか、喫煙する人・しない人の割合はどうかを先に把握します。20 歳未満がいる場合、全席喫煙可の店は入店できないため候補から外します。
- 2
ステップ 2
店の喫煙区分を確認して予約する
全席喫煙可・分煙(喫煙専用室/加熱式専用室)・全席禁煙のどれかを確認します。掲載情報と運用が違うこともあるため、人数の多い会や接待では電話やメールで直接確認します。
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ステップ 3
会場周辺の指定喫煙所を調べておく
屋内禁煙の店を選ぶ場合は、モットスイタイのマップで最寄りの指定喫煙所と利用できる時間帯を確認します。自治体によっては路上喫煙が制限されている区域があるため、公式情報も合わせて見ておきます。
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ステップ 4
当日は一声とタイミングで調整する
席を外す前に一声かけ、料理が出た直後・乾杯や挨拶の最中・支払い直前は避けます。同じテーブルで吸う場合は灰皿の位置と席の並びに配慮します。
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ステップ 5
二次会と帰り道まで見ておく
二次会の店も同じ確認をします。深夜は喫煙所が閉まっていることがあるため、解散前に最後の喫煙場所を決めておくと、歩きたばこを避けやすくなります。
よくある質問
Q.職場の飲み会で店内でタバコを吸えますか?
A.店の類型によります。改正健康増進法により飲食店の屋内は原則禁煙で、喫煙できるのは喫煙可能店(既存の小規模店の経過措置)、喫煙目的店(シガーバー等)、喫煙専用室(飲食不可)、加熱式たばこ専用喫煙室(加熱式のみ・飲食可)のいずれかです。店頭の指定標識で確認できます(出典: 厚生労働省 https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/)。
Q.幹事として喫煙者と非喫煙者の両方に配慮するには?
A.店を決める段階で類型を確認しておくのが最も効きます。20 歳未満の参加者がいる場合は全席喫煙可の店を候補から外し、屋内禁煙の店を選ぶ場合は近くの指定喫煙所の位置と利用時間帯を事前に調べておくと、当日の調整が不要になります。
Q.席を外して吸うとき、どう伝えるのがよいですか?
A.「吸ってもいいですか」と確認する形は相手が断りにくいこともあるため、「少し席を外してきますね」と自分が移動する前提で伝えるほうが角が立ちにくいという考え方があります。料理が出た直後や挨拶の最中は避け、戻ったら一言添えると場に戻りやすくなります。
Q.店の外で吸うときに気をつけることは?
A.自治体によっては路上喫煙が制限されている区域があり、区域や取り扱いは自治体ごとに異なるため、会場のある自治体の公式情報をご確認ください。店の出入口の真横や近隣の住宅・店舗のそばは避け、指定喫煙所を利用するのが確実です。夜間は利用できない喫煙所もあります。
Q.20 歳未満の参加者がいる会ではどうすればよいですか?
A.喫煙できるエリアには、喫煙しない場合でも 20 歳未満は立ち入れません。全席喫煙可の店は入店自体ができないため、店選びの段階で候補から外し、屋内禁煙の店を選ぶ必要があります。
