喫煙者のための温泉旅行プランニング 2026 ― 宿選び・移動・喫煙マナー
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温泉宿で喫煙はできる?
正直なところ、宿によります。ここ数年、多くの温泉宿が館内を全面禁煙にする一方で、喫煙可の客室を残したり、敷地内のどこかに喫煙所を設けたりしている宿もあります。2020年4月1日に全面施行された改正健康増進法により、屋内は原則禁煙です。宿泊施設にはひとつ大きな例外があり、客室は共用の公共空間ではなく宿泊客の私的な空間とみなされるため、喫煙可の部屋に設定できます。一部の宿が「喫煙ルームあり」と案内できるのは、この例外があるからです。
ルールが各施設の判断に委ねられている分、宿ごとの差は大きくなります。灰皿をすべて撤去して完全禁煙にした旅館もあれば、隣の宿は喫煙可の客室を数室と玄関脇の屋外喫煙コーナーを残している、ということも起こります。外から見て見分けることはできないため、到着してから当てにするのではなく、予約のときに喫煙の可否を確認しておくのが確実です。
喫煙できる宿はどう探す?
「予約サイトで絞り込む」「宿に直接聞く」の2つを組み合わせるとうまくいきます。大手の旅行予約サイトの多くは部屋タイプで条件を絞れて、喫煙・禁煙のフィルタを備えているものもあります。まずはこれで候補を絞りつつ、表示は出発点と考え、保証とまでは思わないようにしましょう。情報が最新でないこともあるためです。
- 予約サイトの喫煙ルームで絞り込み、部屋の説明や備考に「喫煙」「禁煙」「喫煙所」といった記載がないかをよく読む。
- 記載がはっきりしない場合は、予約前に宿へ連絡し、喫煙可の部屋か、敷地内に指定喫煙所があるかを確認する。
- 予約確認のメッセージでも内容を再確認し、チェックイン時に参照できるよう手元に残しておく。
フィルタの使い方や聞いておきたい質問の手順は、日本で喫煙可の部屋を予約するガイドで詳しく紹介しています。
温泉地までどう移動する?
温泉地までは、電車・レンタカー・その組み合わせで向かうのが一般的です。どれを選ぶかで喫煙の計画も変わります。
日本の新幹線や特急は禁煙です。新幹線は2024年3月に車内最後の喫煙ルームが撤去され、全面禁煙となりました。つまり乗る前に吸い、到着後にまた吸う、という流れになり、駅構内や駅周辺の指定喫煙所を使います。乗り換えの合間に駅の喫煙所まで行く時間を見込んで、少し余裕をもって接続を組みましょう。
レンタカーならリズムが変わります。日本のレンタカーは大半が禁煙車で、借りた車内での喫煙は清掃料金の対象になることがあるため、車内は禁煙と考えてください。その分、道中の自由度は高く、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアの喫煙コーナーで、ひと休みして吸ってから先へ進めます。
電車・バス・レンタカー・駅の喫煙所については、喫煙者のための日本の移動ガイドでさらに詳しく解説しています。
旅館内で喫煙してよい場所は?
チェックインしたら、館内のルールはシンプルに考えましょう。宿が認めている場所だけで吸い、表示がない限り共用部はすべて禁煙とみなします。
- 客室:喫煙可の部屋の場合のみ。禁煙の部屋は、窓を開けても禁煙です。
- 館内の喫煙所:小さな部屋やコーナーを喫煙用に設けている宿が多くあります。部屋が禁煙なら、ここを使いましょう。
- 大浴場・脱衣所:禁煙です。大浴場・貸切風呂とその脱衣所では吸えません。
- 食事処・共用ラウンジ:禁煙です。レストラン・朝食会場・ロビーラウンジも屋内のルールに従います。
- 火の始末:畳・布団・障子は燃えやすいものです。灰皿を使い、火のついたタバコを放置せず、最後まで完全に消してください。
喫煙所の場所がわからないときは、チェックインの際にフロントで教えてもらえます。先に聞いておけば、吸える場所を探して館内をうろうろせずに済みます。
温泉街での喫煙は?
温泉街は歩くのが楽しく、散歩がてら一服したくなる人も多いでしょう。屋外では、指定喫煙所を使うこと、そして路上喫煙禁止区域に注意することが基本です。
多くの自治体には、特定の通りや指定区域での喫煙を禁じる路上喫煙禁止条例があります。そうした区域で指定場所以外の喫煙をすると、自治体によって異なりますが、おおむね1,000〜2,000円程度の過料がその場で科されることがあります。条例がない場所でも、歩きながらの喫煙はマナーとして避けられています。火のついたタバコが、子どもを含む周囲の人の目や手の高さに来てしまうためです。携帯灰皿を持ち、指定場所で立ち止まって吸い、歩きタバコはしないようにしましょう。
人気の温泉地には、それぞれの喫煙所メモがあります。たとえば草津温泉の喫煙所ガイドや箱根の喫煙所ガイドをご覧ください。
出発前の準備
出発前にひと手間かけておくと、旅全体がぐっと快適になります。やっておくと役立つのは、ルート上のどこに喫煙所があるかを先に確認しておくこと ― 出発駅、乗り換え地点、目的地周辺、宿のまわり ― です。一服したい場面で探し回らずに済みます。
これはモットスイタイの喫煙所マップから確認できます。検索した場所の周辺の指定喫煙所が表示されるので、家を出る前に立ち寄り先のあたりをつけておけます。
出発前に2つだけ。日本では20歳未満の喫煙は法律で禁止されています。そして、温泉旅行で気持ちよく一服するコツは、ルールとそれに伴うマナーを守ること ― 指定場所を使い、携帯灰皿を持ち、歩きタバコをせず、予約のときに宿の喫煙の扱いを確認しておくことです。この数点を前もって整えておけば、あとは思いきりくつろぐだけの旅になります。
よくある質問
Q.今の温泉旅館はほとんど禁煙ですか?
A.全面禁煙にする温泉宿は増えていますが、喫煙可の客室を用意したり、敷地内に指定喫煙所を残したりしている宿もまだ多くあります。割合は地域や個々の施設によってさまざまで、どちらとも決めつけられません。予約時に部屋タイプを確認し、表示がはっきりしない場合は予約前に宿へ直接問い合わせましょう。
Q.禁煙の部屋でも、自分の部屋なら吸えますか?
A.吸えません。禁煙の客室は禁煙で、窓を開けても、喫煙が認められていないバルコニーに出ても変わりません。禁煙の部屋での喫煙は清掃料金の対象になることもあります。部屋で吸いたい場合は喫煙可の部屋を指定して予約するか、宿の指定喫煙所を使ってください。
Q.温泉地へ向かう途中はどこで吸えますか?
A.新幹線や特急の車内では一切吸えません。新幹線は2024年3月に全面禁煙となりました。乗る前と到着後に、駅構内や駅周辺の指定喫煙所で吸いましょう。車で行く場合は、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアの喫煙コーナーで休憩できます。レンタカーの車内そのものは禁煙と考えてください。
Q.温泉街で吸うと過料を取られますか?
A.その温泉街に路上喫煙禁止条例があり、規制区域内で指定場所以外の喫煙をすれば、対象になることがあります。過料は自治体によって異なりますが、おおむね1,000〜2,000円程度です。リスクを避ける簡単な方法は、屋外の指定喫煙所を使い、携帯灰皿を持ち、歩きタバコをしないことです。
