韓国 lil(릴)ユーザーの訪日ガイド 2026:日本でスティックは買える?入国・帰国時の免税範囲と使える場所
目次
はじめに:本記事の前提と免責
本記事は、フィリップ モリス ジャパンが運営する日本の IQOS 公式サイト(https://jp.iqos.com/)、財務省税関(https://www.customs.go.jp/)、厚生労働省「なくそう!望まない受動喫煙。」(https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/)、および韓国法制処の「찾기쉬운 생활법령정보」(https://www.easylaw.go.kr/)を一次情報源として、2026 年 8 月 18 日時点で確認できた内容を整理したものです。特定の店舗の在庫状況や、個別の通関判断について結論を示すものではありません。製品の取り扱いも免税範囲も改定されることがあるため、出発前に必ず各公式サイトの最新情報をご確認ください。なお本記事は、デバイスの改造や非公式な互換品の使用を紹介・推奨するものではありません。また、本記事は喫煙を推奨するものではありません。
日本の公式ラインナップに載っている lil はどれか
日本では、KT&G の lil ブランドの一部がフィリップ モリス ジャパンを通じて「introduced by IQOS」という位置づけで販売されています。2026 年 8 月時点で日本の IQOS 公式サイトが製品ページを設けているのは「lil HYBRID 3.0(リル ハイブリッド 3.0)」で、専用たばこスティックとリキッドカートリッジを併用する方式です。メーカー希望小売価格は 3,980 円(税込)と案内されています(出典: https://jp.iqos.com/discover/lil-hybrid)。
- 日本の IQOS 公式サイトで案内されている lil デバイス:lil HYBRID 3.0(メーカー希望小売価格 3,980 円・税込)
- 使用する消耗品:lil HYBRID 専用のたばこスティック(公式サイトでは MIIX と案内)+別売りのリキッドカートリッジ
- 案内されている購入場所:IQOS オンラインストア/IQOS ストア(札幌・銀座・名古屋・心斎橋)/IQOS ショップ/IQOS コーナー/コンビニエンスストア/一部のたばこ取扱店
- 同サイトの製品案内に見当たらないもの:lil SOLID シリーズ本体、および Fiit スティック(2026 年 8 月 18 日時点で確認できた範囲)
注意したいのは、これは「日本の公式サイトの製品案内でどう扱われているか」であって、個別の店舗にどの商品が並んでいるかとは別の話だという点です。取扱いは時期や店舗によって変わります。渡航前に確実な情報がほしい場合は、公式サイトの製品ページとオンラインストアの取扱い一覧をご自身で確認するのが確実です。
Fiit スティックを日本で買い足す前提は立てない
韓国で lil SOLID 系のデバイスを使っている場合、消耗品は Fiit スティックになります。前述のとおり、日本の IQOS 公式サイトの製品案内には Fiit の記載が見当たりません。したがって、旅行中に手持ちがなくなったときに「コンビニで同じものを買えばよい」という前提は置かないほうが安全です。滞在日数分を入国時の免税範囲の中で持参する、というのが現実的な考え方になります。
また、デバイスに本来対応していないスティックを無理に使う、デバイスを分解・改造する、といった方法は本記事では扱いません。製品の安全性や保証の面でリスクがあり、メーカーが想定していない使い方だからです。日本で入手できる別のデバイスに切り替えるかどうかは、あくまでご自身の判断で、公式の製品情報を確認したうえでご検討ください。
日本に持ち込めるたばこの量(入国時の免税範囲)
日本へ入国する旅行者の携帯品には免税範囲が定められています。税関の英語ページでは、たばこについて次のように案内されています(出典: 税関 https://www.customs.go.jp/english/summary/passenger.htm)。複数の種類を持ち込む場合は合算して範囲内に収める必要があります。
- 紙巻たばこ:200 本
- 加熱式たばこ:個装等 10 個
- 葉巻たばこ:50 本
- その他のたばこ:250g
- 複数の種類を持ち込む場合は、合計で上記の範囲内に収める必要があります
- 20 歳未満は、たばこ・酒類の免税対象になりません
免税範囲を超える分は、税関で申告して税金を納めれば持ち込めます。数量の考え方や換算方法は改定されることがあるため、出発前に必ず税関公式サイト(https://www.customs.go.jp/kaigairyoko/menzei.htm)で最新の内容をご確認ください。なお、加熱式たばこのデバイスに入っているリチウムイオン電池は航空会社の規定に従い、預入手荷物ではなく機内持込手荷物に入れるのが一般的な扱いです。詳細は利用する航空会社の案内をご確認ください。
日本国内で加熱式たばこを使えるのはどこか
日本では改正健康増進法が 2020 年 4 月 1 日に全面施行され、多数の人が利用する施設の屋内は原則禁煙となりました。条件を満たした場合に限り、喫煙専用室・加熱式たばこ専用喫煙室・喫煙可能室・喫煙目的室のいずれかを設けることができます。学校・病院・児童福祉施設・行政機関などの第一種施設は敷地内禁煙で、屋内に喫煙室等を設けることができません。また、喫煙できる設備を持つ施設には指定された標識の掲示が義務づけられています(出典: 厚生労働省 https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/point/)。
- 喫煙専用室:喫煙は可、飲食は不可
- 加熱式たばこ専用喫煙室:加熱式たばこのみ可、飲食も可(経過措置)
- 喫煙可能室:既存特定飲食提供施設に限られる経過措置。紙巻きも可、飲食も可
- 喫煙目的室:喫煙目的施設に限られる。飲食は可だが主食は提供できない
- 上記 4 種類のいずれも、20 歳未満は喫煙目的でなくても立入禁止(出典: 厚生労働省 https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/smoking_room/)
「加熱式たばこは煙が少ないから屋内でも大丈夫」という理解は、日本のルールには当てはまりません。加熱式たばこも法律上はたばこ製品として扱われ、使える場所は上記の枠組みの中に限られます。飲食店に入るときは、入口の標識で店内の扱いを確認するのが基本です。
路上での喫煙は自治体の条例に注意
屋内のルールとは別に、多くの自治体が路上喫煙を禁止する条例を定めており、違反した場合に過料が科されることがあります。対象となる区域、金額、施行日は自治体ごとに異なります。観光で歩く範囲が複数の区・市にまたがることも多いため、「どこからどこまでが禁止区域か」は事前に確認しておくと安心です。金額や区域の詳細は、お出かけ先の自治体の公式情報をご確認ください。
自治体ごとの整理は 自治体別の路上喫煙禁止条例と過料のまとめ を、日本の喫煙所事情とマナー全般は 日本の喫煙所事情とマナー完全ガイド をご覧ください。現在地の近くで使える場所を探すときは モットスイタイの喫煙所マップ が便利です。
日本でたばこを買うときの基本
日本では 20 歳未満の喫煙が法律で禁止されています(二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律。出典: e-Gov 法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/)。販売時には年齢確認が行われ、レジのタッチパネルで確認ボタンを押すよう求められたり、身分証の提示を求められたりします。旅行者の場合はパスポートが身分証になります。
なお、たばこ自動販売機の成人識別カード「taspo」は 2026 年 3 月をもってサービスを終了しています(出典: taspo 公式 https://www.taspo.jp/TspEndNotice.html)。終了後の自動販売機での成人識別の運用は変更されているため、旅行者はコンビニエンスストアやたばこ販売店の対面レジで購入するほうが確実です。
韓国に帰国するときの免税範囲
韓国へ帰国する際の旅行者携帯品の免税範囲についても、出発前に確認しておくと安心です。韓国法制処が運営する「찾기쉬운 생활법령정보」では、たばこの免税範囲が次のように案内されています(出典: https://www.easylaw.go.kr/CSP/CnpClsMain.laf?csmSeq=715&ccfNo=2&cciNo=1&cnpClsNo=1、2026 年 7 月 15 日更新)。
- 궐련(紙巻たばこ):200 本
- 엽궐련(葉巻たばこ):50 本
- 전자담배(電子たばこ):궐련형 200 本/니코틴용액 20㎖/기타유형 110g
- 그 밖의 담배(その他のたばこ):250g
- 2 種類以上のたばこを持ち込む場合、免税となるのは 1 種類に限られます
- 19 歳未満は、たばこの免税の対象になりません
免税範囲を超えるものは、入国時に自主的に申告するのが原則です。申告せずに持ち込むと加算税の対象になり得ます。金額・税率・手続きは改定されることがあるため、最新は関税庁(https://www.customs.go.kr/)および上記の生活法令情報でご確認ください。日本と韓国の双方でルールが異なるため、「日本で買えた量=韓国に持ち帰れる量」ではない点にご注意ください。
やってはいけないこと
免税範囲を超えるたばこを申告せずに持ち込む、禁煙エリアや路上喫煙禁止区域で吸う、20 歳未満(韓国の免税は 19 歳未満)が購入・喫煙する、といった行為は避けてください。日本国内での加熱式たばこの使い方そのものについては 訪日客向け 加熱式タバコ完全ガイド、日本で買う手順は 日本で加熱式たばこを買うときのガイドと国別の持ち帰り注意 が参考になります。長期滞在の予定がある方は 長期滞在者向けの日本ガイド もあわせてご覧ください。
lil ユーザーが日本旅行を準備する 5 ステップ
日本で手に入るもの・持ち込める量・使える場所・帰国時の枠を、公式情報で順番に確認するための手順です。
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ステップ 1
日本の公式ラインナップを確認する
日本の IQOS 公式サイト(https://jp.iqos.com/)で、現在案内されている lil デバイスと消耗品を確認します。2026 年 8 月時点では lil HYBRID 3.0 と、その専用たばこスティック・リキッドカートリッジが案内されています。
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ステップ 2
滞在日数分の消耗品を計算する
手持ちのデバイスに使うスティックが日本の公式案内に見当たらない場合、滞在日数分を持参する前提で必要量を計算します。到着後に買い足せる前提を置かないことが、旅程を崩さないコツです。
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ステップ 3
入国時の免税範囲に収まるか確かめる
税関公式サイト(https://www.customs.go.jp/kaigairyoko/menzei.htm)で、紙巻たばこ 200 本/加熱式たばこ 個装等 10 個などの最新の免税範囲を確認します。超える場合は入国時に申告して納税します。
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ステップ 4
滞在エリアの喫煙ルールを調べる
屋内は改正健康増進法で原則禁煙、路上は自治体の条例が適用されます。訪問予定の区・市の公式ページで禁止区域を確認し、モットスイタイの喫煙所マップで指定喫煙所の位置を事前に把握しておきます。
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ステップ 5
帰国時の韓国側の枠を確認する
韓国の免税範囲(궐련 200 本/전자담배 궐련형 200 本 ほか。2 種類以上は 1 種類のみ免税)を確認し、超える分は帰国時に自主申告します。最新は関税庁の公式情報でご確認ください。
よくある質問
Q.lil のスティックは日本のコンビニで買えますか?
A.2026 年 8 月時点で、日本の IQOS 公式サイトが案内している lil の消耗品は lil HYBRID 3.0 用の専用たばこスティックとリキッドカートリッジです(出典: https://jp.iqos.com/discover/lil-hybrid)。韓国で使われている lil SOLID 用の Fiit スティックは同サイトの製品案内に見当たらないため、日本での買い足しを前提にしないほうが安全です。実際の取扱いは店舗により異なります。
Q.日本に加熱式たばこのスティックを何個まで持ち込めますか?
A.税関の案内では、加熱式たばこの免税範囲は個装等 10 個とされています(紙巻たばこなら 200 本、葉巻 50 本、その他 250g。出典: 税関 https://www.customs.go.jp/english/summary/passenger.htm)。複数種類は合算して範囲内に収める必要があり、20 歳未満は免税の対象外です。数量は改定されることがあるため、必ず税関公式サイトで最新をご確認ください。
Q.日本では加熱式たばこを屋内で吸えますか?
A.場所によります。改正健康増進法(2020 年 4 月 1 日全面施行)により屋内は原則禁煙で、加熱式たばこも紙巻きと同じ枠組みで扱われます。使えるのは喫煙専用室・加熱式たばこ専用喫煙室などの要件を満たした場所に限られ、20 歳未満は立入禁止です(出典: 厚生労働省 https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/)。入口の標識で確認してください。
Q.日本で買ったたばこを韓国に持ち帰れますか?
A.韓国側の免税範囲の中であれば持ち帰りの対象になります。궐련 200 本、엽궐련 50 本、전자담배は궐련형 200 本/니코틴용액 20㎖/기타유형 110g、그 밖의 담배 250g とされ、2 種類以上を持ち込む場合は 1 種類のみが免税です(出典: 찾기쉬운 생활법령정보 https://www.easylaw.go.kr/)。超える分は自主申告が原則です。
Q.日本の自動販売機でたばこを買えますか?
A.成人識別カード taspo は 2026 年 3 月でサービスを終了しています(出典: taspo 公式 https://www.taspo.jp/TspEndNotice.html)。終了後の自動販売機での成人識別の運用は変更されているため、旅行者はコンビニエンスストアやたばこ販売店の対面レジで購入するほうが確実です。購入時は 20 歳以上であることの確認が行われます。
