道の駅に喫煙所はある?【2026】改正健康増進法後のルールと車中泊時の注意
目次
はじめに:本記事の前提と免責
本記事は、国土交通省の「道の駅」案内(https://www.mlit.go.jp/road/Michi-no-Eki/outline.html)と登録一覧(https://www.mlit.go.jp/road/Michi-no-Eki/list.html)、国土交通省 道の相談室(https://www.mlit.go.jp/road/soudan/soudan_03_04.html)、厚生労働省「なくそう!望まない受動喫煙。」(https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/)、e-Gov 法令検索の健康増進法(https://laws.e-gov.go.jp/law/414AC0000000103)、および記事中で URL を明記した各道の駅の公式告知を一次情報源として、2026 年 8 月時点の情報を整理したものです。全国 1,000 を超える道の駅それぞれの喫煙所の有無を網羅するものではなく、本文中で名前を挙げていない道の駅について喫煙の可否を示すものでもありません。運用は変更されるため、必ず訪問先の公式サイトと現地の掲示をご確認ください。20 歳未満の喫煙は法律で禁止されています。本記事は喫煙を推奨するものではありません。
そもそも「道の駅」とはどんな施設か
国土交通省の案内によると、道の駅は道路利用者のための「休憩機能」、道路利用者や地域の方々のための「情報発信機能」、そして道の駅をきっかけに町と町とが手を結び活力ある地域づくりを共に行うための「地域の連携機能」を持つ施設です。設置者は市町村またはそれに代わり得る公的な団体で、登録は市町村長からの登録申請により国土交通省が行います(出典: 国土交通省 https://www.mlit.go.jp/road/Michi-no-Eki/outline.html )。登録数は令和 7 年 12 月 19 日現在で 1,231 駅です(出典: 国土交通省 https://www.mlit.go.jp/road/Michi-no-Eki/list.html )。
ここで押さえておきたいのは、道の駅が「一つのチェーン」ではないという点です。設置者も運営者も駅ごとに異なるため、施設の作りも、売店や飲食スペースの構成も、そして喫煙所の有無も駅ごとに違います。「道の駅なら必ずこう」という一般化ができない理由がここにあります。
改正健康増進法のもとでの基本ルール
改正健康増進法は 2020 年 4 月 1 日に全面施行され、多数の利用者がいる施設は原則屋内禁煙とされました。条件を満たせば喫煙専用室・加熱式たばこ専用喫煙室・喫煙可能室・喫煙目的室を設けることができますが、いずれの場合も 20 歳未満は喫煙エリアに一切立ち入れません。また、喫煙できる設備を持つ施設には、指定された標識の掲示が義務づけられています(出典: 厚生労働省 https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/ )。
- 屋内(売店・レストラン・トイレ・休憩スペース等)は原則禁煙
- 喫煙できるのは、要件を満たした喫煙室、または施設が設けた指定喫煙所に限られる
- 喫煙できる場所には、たとえ喫煙を目的としない場合でも 20 歳未満は立ち入れない(出典: 厚生労働省 https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/ )
- 喫煙できる設備がある施設には、指定された標識の掲示が義務づけられている(同)
- 屋外の喫煙場所でも、健康増進法第 27 条第 1 項の配慮義務が及ぶ(出典: e-Gov 法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/414AC0000000103 )
実際の道の駅はどう案内しているか
個別の道の駅の公式告知を見ると、法律の枠組みに沿った運用が具体的な言葉で示されています。道の駅まえばし赤城は「タバコ(電子タバコやその他類するものを含む)の喫煙につきまして、指定喫煙所以外での喫煙を禁止しております」と告知し、望まない受動喫煙の防止を目的とする改正健康増進法の施行以降、指定喫煙所のみを喫煙可とし敷地内の喫煙を禁止している旨を説明しています。あわせて、指定喫煙所以外での喫煙を見かけた際にはスタッフが声をかけて注意している、とも記載しています(出典: 道の駅まえばし赤城 https://maebashi-akagi.jp/information/8334 )。
道の駅かみしほろの公式サイトは、喫煙所について問い合わせが多いことを踏まえた案内を掲載しており、喫煙所は正面入口からみて左手側にあり、屋外からの入口しかないこと、そして館内やトイレなど室内での喫煙は固くお断りしていることを明記しています(出典: KAMISHIHORO NAVI https://kamishihoronavi.jp/post-2302/ )。「問い合わせが多いので改めて紹介する」という書き出しからも、喫煙所の場所が分かりにくいことが利用者側の実際の困りごとになっていることがうかがえます。
この 2 例から読み取れる共通点は、①屋内は禁煙、②喫煙できるのは指定された屋外の喫煙所、③その位置は現地に行かないと分かりにくい、の 3 点です。裏を返せば、事前に公式サイトを見ておくだけで当日の迷いはかなり減らせます。
電子タバコ・加熱式たばこの扱いにも注意
道の駅まえばし赤城の告知は「タバコ(電子タバコやその他類するものを含む)」と明記しており、紙巻きたばこ以外も同じ扱いにしていることが分かります(出典: https://maebashi-akagi.jp/information/8334 )。法律上は加熱式たばこ専用喫煙室という区分が存在しますが、施設が独自により厳しい運用を定めることは可能です。「加熱式なら大丈夫だろう」と自己判断せず、掲示に従ってください。
喫煙室の 4 種類の違いと標識の読み方は 改正健康増進法の解説記事 と 喫煙所のピクトグラム解説 にまとめています。加熱式たばこそのものの扱いについては 加熱式タバコのガイド、電子タバコ・VAPE については VAPE のルール解説 をご覧ください。
車中泊で立ち寄る場合に押さえておきたいこと
道の駅と車中泊はセットで語られがちですが、国土交通省の道の相談室は明確な見解を示しています。同ページは「運転の途中で疲労回復のために車内で仮眠をとるなどしていただくことはかまいません。ただし、駐車場など公共空間における宿泊利用は基本的にご遠慮いただいています」と回答しています。あわせて「別途、宿泊利用のための駐車スペースを設けている『道の駅』もありますので、詳細は、各『道の駅』のホームページ等でご確認のうえご利用ください」とも案内しています(出典: 国土交通省 道の相談室 https://www.mlit.go.jp/road/soudan/soudan_03_04.html )。
つまり「運転の合間の仮眠」と「宿泊目的の利用」は区別されており、後者は基本的に遠慮を求められている、という整理です。宿泊用の駐車スペースを別途設けている道の駅もあるため、宿泊を伴う旅程を組む場合は、その道の駅の公式サイトで受け入れの有無と条件を確認してください。
- 仮眠中も含め、車内での喫煙は同乗者への影響がある。同乗者がいる場合は必ず事前に相談する
- 駐車場での喫煙は、隣の車の窓が開いていれば煙が流れ込む。指定喫煙所を使う
- 夜間は喫煙所が閉鎖・消灯している場合がある。到着前に営業時間の情報を確認しておく
- 吸い殻の車外投棄は絶対に行わない。携帯灰皿を用意し、施設の指示に従って処理する
- 宿泊目的の利用は基本的に遠慮を求められている(出典: 国土交通省 道の相談室 https://www.mlit.go.jp/road/soudan/soudan_03_04.html )。宿泊用スペースの有無は各道の駅の公式で確認する
屋外でも「配慮義務」がある
健康増進法第 27 条第 1 項は「何人も、特定施設及び旅客運送事業自動車等の第二十九条第一項に規定する喫煙禁止場所以外の場所において喫煙をする際、望まない受動喫煙を生じさせることがないよう周囲の状況に配慮しなければならない。」と定めています(出典: e-Gov 法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/414AC0000000103 )。屋外の指定喫煙所であっても、風向きや人の流れ、子ども連れの家族が近くを通るかどうかといった状況への配慮が求められます。
あわせて、道の駅の所在地の自治体が路上喫煙を禁止する条例を定めている場合があります。対象区域や過料の金額は自治体ごとに異なるため、金額を含む詳細は必ず訪問先の自治体公式サイトでご確認ください。
出発前にやっておくと迷わない確認手順
立ち寄る予定の道の駅の公式サイトで喫煙所の記載を探し、見つからなければ「屋内は禁煙」を前提に計画するのが安全です。道中や到着地の指定喫煙所は モットスイタイの喫煙所マップ で確認できます。高速道路を使う区間については SA・PA の喫煙所ガイド、路上喫煙のルールは 自治体別の路上喫煙まとめ が参考になります。
おわりに:駅ごとに違うからこそ、公式を先に見る
道の駅は設置者も運営も駅ごとに異なるため、喫煙所の有無や位置に共通ルールはありません。共通しているのは「屋内は原則禁煙」「吸えるのは指定喫煙所」「屋外でも配慮義務」という 3 点です。この前提を頭に入れたうえで、公式サイトと現地の掲示を確認する習慣をつけると、旅程が組みやすくなります。基本的な配慮の考え方は 喫煙マナーの基本、ドライブ先で立ち寄る施設については 競馬場・ウインズの喫煙所ガイド もあわせてご覧ください。移動中にたばこを買い足す場合は、2026 年に自動販売機の年齢確認方式が変わった点にも注意が必要です(taspo 終了後の自販機の記事)。
道の駅で喫煙できる場所を確認する 5 ステップ
出発前の下調べから現地での確認まで、道の駅での喫煙ルールを外さないための手順。
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ステップ 1
立ち寄る道の駅の公式サイトを開く
道の駅は駅ごとに運営が異なり、喫煙所の有無も統一されていません。訪問予定の道の駅の公式サイトを開き、「喫煙」「喫煙所」に関する告知やお知らせがないかを確認します。
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ステップ 2
記載がなければ「屋内禁煙」を前提に計画する
改正健康増進法により多数の利用者がいる施設は原則屋内禁煙です(出典: 厚生労働省 https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/ )。公式に喫煙所の案内がない場合は、敷地内で吸える場所がない前提で、次の休憩地点を先に決めておきます。
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ステップ 3
到着したら屋外の指定喫煙所と標識を探す
喫煙できる設備がある施設には指定された標識の掲示が義務づけられています。建物の外周や正面入口の脇に案内が出ていることがあります。見当たらない場合はスタッフに尋ね、勝手な判断で吸わないようにします。
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ステップ 4
20 歳未満の同行者の動線を先に決める
20 歳未満は喫煙エリアに一切立ち入れません(出典: 厚生労働省 https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/ )。家族連れの場合は、喫煙所を使う間の待ち合わせ場所を先に決めておくと動きやすくなります。
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ステップ 5
車中泊を含む旅程なら受け入れ条件も確認する
国土交通省は、仮眠は差し支えない一方で駐車場など公共空間における宿泊利用は基本的に遠慮を求めるとしています。宿泊用の駐車スペースを設けている道の駅もあるため、公式サイトで受け入れの有無と条件を確認してください。
よくある質問
Q.道の駅に喫煙所はありますか?
A.駅ごとに異なります。道の駅は市町村等が設置し、登録は国土交通省が行う施設で、令和 7 年 12 月 19 日現在 1,231 駅が登録されています(出典: 国土交通省 https://www.mlit.go.jp/road/Michi-no-Eki/list.html )。運営が駅ごとに異なるため、喫煙所の有無・位置も統一されていません。訪問先の公式サイトと現地の掲示をご確認ください。
Q.道の駅の建物の中でタバコは吸えますか?
A.改正健康増進法により多数の利用者がいる施設は原則屋内禁煙です(出典: 厚生労働省 https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/ )。実際、道の駅かみしほろの公式サイトは館内やトイレなど室内での喫煙を固くお断りする旨を明記しています(出典: https://kamishihoronavi.jp/post-2302/ )。屋内での喫煙はできないものとお考えください。
Q.加熱式たばこや電子タバコなら道の駅の敷地内で吸えますか?
A.施設の定めによります。道の駅まえばし赤城は「タバコ(電子タバコやその他類するものを含む)」として指定喫煙所以外での喫煙を禁止していると告知しています(出典: https://maebashi-akagi.jp/information/8334 )。法律上は加熱式たばこ専用喫煙室という区分がありますが、施設が独自に厳しい運用を定めることもあります。掲示に従ってください。
Q.道の駅で車中泊してもよいのですか?
A.国土交通省 道の相談室は「運転の途中で疲労回復のために車内で仮眠をとるなどしていただくことはかまいません。ただし、駐車場など公共空間における宿泊利用は基本的にご遠慮いただいています」と回答しています。あわせて、宿泊利用のための駐車スペースを別途設けている道の駅もあるため各駅のホームページ等で確認するよう案内しています(出典: https://www.mlit.go.jp/road/soudan/soudan_03_04.html )。
Q.車内でタバコを吸うのは問題ありませんか?
A.自分の車の中は施設の喫煙禁止場所には当たりませんが、健康増進法第 27 条第 1 項は喫煙禁止場所以外で喫煙する際も周囲の状況に配慮する義務を定めています(出典: e-Gov https://laws.e-gov.go.jp/law/414AC0000000103 )。駐車場では隣の車や歩行者に煙が流れます。同乗者がいる場合は必ず事前に相談し、可能な限り指定喫煙所を利用してください。吸い殻の車外投棄は絶対に行わないでください。
